荒神谷遺跡こうじんだにいせき

謎多き古(いにしえ)への道しるべ2千年の眠りから覚めた出雲王国の証 infomap

1983(昭和58)年4月12日一片の土器からはじまった遺跡の発見

出雲市斐川町神庭西谷
このあたりの広域農道の建設にともなう遺跡分布調査を行ったところ、調査員の一人が田んぼの畦で古墳時代の須恵器の破片を拾いました。
この谷の南側に「三宝荒神」が祀られていることから、遺跡名を「荒神谷遺跡(こうじんだにいせき)」と命名し、本格的な発掘調査が行われました。
そして発掘調査が始まった1984年に銅剣358本、翌年の1985年にはそこから7mほど離れた地点で銅鐸6個、銅矛16本という大量の青銅器が出土し、これらは全て1998年に「島根県荒神谷遺跡出土品」として国宝に指定されました。
それまでの銅剣の出土総数は全国において約300本、それを一ヶ所で上回った荒神谷遺跡は当時の日本古代史学・考古学界を大きく揺るがす大発見でした。

本堂へ続く有名な1200段余りの階段

358本の銅剣

遺跡の場所は『出雲国風土記』にある神名火山(かんなびやま)に比定される仏経山(ぶっきょうざん)から北東3kmのところにあります。
標高22m、小さな谷間の南向きの斜面中腹に上下二段の加工段が作られており、その下段の方に358本の銅剣が刃を起こした状態で4列に整然と並べた形で埋められていました。
銅剣は約2200年前の弥生時代前期に朝鮮半島より武器として伝わってきたといわれており、銅に少量のすずや鉛などをまぜた合金で、作られたときは金色の輝きを帯びていました。 358本はいつどこでつくられたものかははっきり分かっていませんが、同じ鋳型で製造されたものが多いことから、同じ時期同じ場所で作られたものだと考えられています。                    2014年は、1984年7月12日に銅剣が358本発見されてから、30周年を迎えます。

358本の銅剣

青銅器につけられた謎の刻印

出土した358本の銅剣のうち344本に「×」の印が刻まれていました。
荒神谷遺跡の発見から12年後の1996年、ここから山を隔てて3.4kmの加茂岩倉遺跡(かもいわくらいせき)から39個という大量の銅鐸が発見されました。このうち14個に同じ「×」の刻印が見つかっており、二つの遺跡の関係性や刻印の意味などが注目されています。 ※これら銅鐸も全て国宝に指定され、加茂岩倉遺跡も国の指定史跡となっています

銅剣に刻まれた「×」印

銅剣に刻まれた「×」印

大量の銅鐸が発見された加茂岩倉遺跡この銅鐸の中にも同じ刻印を持つものがある

大量の銅鐸が発見された加茂岩倉遺跡この銅鐸の中にも同じ刻印を持つものがある

大量の青銅器が語るものとは人々の想像をかきたてる古代出雲の真相

銅剣が発見された翌年の1985年、銅剣が出土した地点から谷奥へ約7mの場所から銅鐸6個、銅矛16本が発見されました。
銅鐸、銅矛が同じ場所から出土したのは全国でも初めてのことで、荒神谷遺跡は再び注目を集めることとなりました。

まさに世紀の大発見といえるこれら青銅器の大量出土ですが、一体いつ、誰が、何のために埋めたのか・・・実は詳しい事はほとんど分かっていません。
それまで島根県は青銅器の出土例や遺跡などの発見もほとんどなく、考古学上それほど注目はされていませんでした。
日本最古の歴史書である「古事記」などには古代出雲の記述があり、神話の舞台としても数多く登場する地であるにもかかわらず、"出雲王国"を具体的に証明できるものがなかったため、それらは神話の域を脱する事はありませんでした。
しかしこの大量の青銅器を前に「出雲には何かがあった」と出雲王国の存在を誰もが感じ、神話は一気に現実味を帯びることになったのです。
最初に発見された一片の土器は、出雲王国繁栄の証を現世に伝えるための必然的な導きであったのでは・・・。そんなロマンさえも感じるような歴史的発見だったのです。

荒神谷史跡公園

古代ハス(正式名称:大賀ハス)2千年の時を経て毎年夏になるとたくさんの花を咲かせます。

古代ハス(正式名称:大賀ハス)2千年の時を経て毎年夏になるとたくさんの花を咲かせます。

荒神谷史跡公園は荒神谷遺跡を中心とする「出雲の原郷」の歴史景観を守り、未来へと伝えるため整備され、平成7年(1995)5月にオープンしました。
公園全体の広さは約27.5haにおよび、公園中央にある西谷池を隔て、北側に遺跡や博物館、南側にはアスレチックや古代復元住居などがあり、誰もが楽しめる複合施設になっています。
北と南それぞれに駐車場があり、遺跡や博物館へは北駐車場が便利です。
ここから公園に入るとまず右手に荒神谷博物館がお出迎え。その向こうには5000㎡の水田が広がります。
6月中旬になるとこの水田一面に約5千株、5万本のハスの花が咲き始め、公園全体に神秘的な景色が広がります。

希望があれば、ボランティアガイドさんが分かりやすい解説付きで遺跡を案内してくれます。

池を挟んで南側には、古代の生活を復元した竪穴式住居をはじめ、バーベキューサイトや木製遊具もあり、家族みんなで楽しめます

古代の小径と呼ばれる水田の脇道を進むとあたりは木々の静寂に包まれ、弥生時代の出雲に思いをはせるに十分なロケーション。その先にある遺跡では出土した時の状況がレプリカで再現され、小高い展望台から遺跡全体を俯瞰することができます。

※出土した実際の青銅器は「古代出雲歴史博物館」に展示されており、開館時に観る事ができます。

荒神谷博物館

企画展示や大型映像、ジオラマなどで遺跡の謎にせまります!

大画面のモニターで発掘当時の状況を約8分間の映像で分かりやすく説明します。

館内のミュージアムショップ。お土産に最適な特産品や、他では手に入らないレアグッズ、遺跡や神話に関する書籍が充実しています。

デッキテラスで園内の四季を眺めながら一休み。

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info詳細

名称 荒神谷遺跡(特集記事)
カテゴリ 歴史・文化 自然 美術館・博物館 名所・旧跡 古墳 体験スポット
住所 島根県出雲市斐川町神庭873番地8
問い合わせ電話番号 0853-72-9044
駐車場 有り 
交通アクセス ■JR
□東京・大阪(JR新幹線)→岡山(特急やくも)→出雲市
*出雲市駅から車で20分
※最寄駅荘原駅から車で5分

■車
□京阪神方面→中国自動車道→米子自動車道→山陰自動車道(斐川IC)→広域農道(出雲ロマン街道)
□広島方面→国道54号(宍道)→広域農道(出雲ロマン街道)
□山口方面→国道9号線(国道9号線、神立橋から約10分〈9Km〉)

■飛行機
□札幌・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄→出雲空港
*出雲空港より車で10分
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