出雲観光ガイド

日御碕神社

神話に出てくる二人の神様を祀った霊験あらたかな神社。松林の中に佇む朱色の社殿はまるで竜宮城のような美しさです。

住所

出雲市大社町日御碕455

問い合わせ電話番号

0853-54-5261

営業時間

定休日

朱に彩られた優美な社殿

島根半島の西端に位置する日御碕神社は、『出雲国風土記』に「美佐伎社」と記される歴史ある神社です。神社は下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」の上下二社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれます。

花崗岩の鳥居の奥に朱の楼門が鮮やかに映え、松林を背景に荘厳な雰囲気が漂います。
楼門をくぐり、右手の小高いところには「神の宮」があり、こちらには素盞嗚尊(スサノオノミコト)が祀られています。
出雲の国造りをしたスサノオが、根の国(黄泉国)より「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げて占ったところ、柏葉は風に舞いこの神社背後の「隠ヶ丘」に止まったということです。
その後スサノオの五世の孫、天葺根命(アメノフキネノミコト)がこの地にスサノオを奉斎したといわれています。

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天照大神が祀られる「日沉宮」

楼門の正面には下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」があります。
こちらには神話の中でスサノオの姉とされる天照大御神(アマテラスオオミカミ)が祀られています。

この「日沉宮」は、
【伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん】(訳:伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守る」)との神勅により祀ったのが始まりと言われています。

当初はこの言葉通り、ここから程近い海岸「清江の浜」の「経島(ふみしま)」で天照大御神を奉斎していましたが、その後天葺根命が経島に行かれた際に天照大御神が降臨し、「我天下の蒼生(国民)を恵まむ、汝速かに我を祀れ」との神勅があり、現在の地に大御神を祀られたということです。

日本神話に出てくる有名な二柱の神様が鎮座される、厄除けや縁結びをご利益とした霊験あらたかな神社です。


桃山時代の面影が残る艶やかな神殿

夜を司る美しい朱の社殿

夜を司る美しい朱の社殿

現在の本殿は江戸幕府3代将軍徳川家光の命により、当時の松江藩主であった京極忠高が1634年(寛永11年)に着手し、1644年に松平直政が完成させました。

壁や木の切り口は白色、柱や横木が丹塗(にぬ)りされた社殿は、華やかな桃山時代の面影を残し、上下の二社どちらも拝殿と本殿が続く権現造りです。

上の宮(本殿・幣殿・拝殿・玉垣・宝庫・鳥居2基)と、下の宮(本殿・幣殿・拝殿・玉垣・禊所・廻廊・楼門・客人社2棟)の全てと境内の石造建造物は、貴重な神社建築として国の重要文化財に指定されています。

両本殿内陣の内壁や天井には、狩野派や土佐派の絵師による密画が描かれており、本殿の「蛙股(かえるまた)」(上を支えるための蛙の股のような建築部材)を中心とする彫刻は、竜虎をはじめ鶴亀や松竹梅、三猿といった見事な彫刻が施されています。

稲佐の浜から日御碕灯台へ続く日御碕街道から、日御碕神社全体を俯瞰する事ができます。青い日本海と緑の松林を背景に「朱の神殿」は鮮やかさを際立たせ、その姿はさながら竜宮城のような佇まいです。

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海に浮かぶ神域の孤島「経島」

飛来するウミネコの群れ

飛来するウミネコの群れ

天照大神が日御碕神社に祀られる以前に鎮座されていたという経島(ふみしま)は、日御碕神社の西方約100m沖の海上にあり、面積約3000平方メートルの無人島です。
柱状節理の石英角斑岩からなり、その形状が「経典」を積み重ねたように見えるためその名がついたと伝えられています。

経島はウミネコの繁殖地としても有名で、国の天然記念物に指定されています。毎年11月下旬から冬にかけて約5000羽ものウミネコが飛来、4月〜5月にかけて産卵・孵化し、ひなの成長をまって7月頃に島を飛び立っていきます。

この島は日御碕神社の神域として神職以外の一般の立入りは禁止されており、年に一度8月7日の例祭の時のみ、宮司だけがその島に舟で渡ることができます。
別名夕日の祭りといわれ、刻一刻と日が沈む中で執り行われる様子は神々しさが漂います。

写真12

例祭の様子


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詳細

名称 日御碕神社
住所 出雲市大社町日御碕455
問い合わせ電話番号 0853-54-5261
駐車場 有り 20台
交通アクセス 【車】
山陰道 出雲ICより約28分
出雲大社から約18分

【バス】
「出雲市駅」から約60分
「出雲大社連絡所」から約20分http://www.ichibata.co.jp/bus/rosen/taisha.html